|
磁気科学会第5回分科会
磁気学会第6回強磁場応用専門研究会
「水を中心とした磁気科学」
場所:草津セミナーハウス(群馬県吾妻郡草津町)
http://www.gunma-u.ac.jp/campus/life/kusatsu.html
日時:2009年8月29日(土)-30日(日)
磁気科学会・物理化学分科会
磁気学会・強磁場応用専門研究会
最近の磁気科学の進展により,非磁性物質にたいする様々な磁気現象が解明されつつありますが,水への磁場効果は未だに説明の難しい現象が報告されています.5年前,特定領域研究「強磁場新機能」主催の「水の磁場効果」に関する研究会が松本で行われました.研究会終了後の参加者の共通の見解は,「熱対流や磁気対流などのマクロな流体としての水の挙動は概ね理解できたが,界面現象の関わる水の磁気的な挙動に多くの謎が残る」というものでした.ここ数年のあいだに水の界面現象や磁気処理水に関する新たな展開がみられることから,この分野の研究者に講演をお願いし,界面現象が関わる水の磁場効果について突っ込んだ議論を行い,ミステリアスな磁場効果解明の一助となるような会にしたいと考えております.研究会は草津温泉の草津セミナーハウスにて行い,参加者には時間を気にせず,じっくり議論していただきたいと思います.
プログラム
8月29日(土)
2:00 はじめに
2:05 界面柔構造の磁場変化
中林誠一郎(埼玉大院理工)
2:50 磁場下の水の表面張力 飯野正昭(千葉工大工)
3:35 休憩
4:00 超臨界状態に至る水の振動分光 ーラマン散乱と赤外分光ー
冨永靖徳 (お茶の水大)
4:45 疎水性ナノ空間における水の分離機能 渋川雅美(埼玉大院理工)
8月30日(日)
9:00 液液界面反応の磁気科学的研究 渡會仁(阪大院理)
9:45 イオン液体中での光化学とスピン化学をプローブとしたイオン液体の構造研究
若狭雅信(埼玉大院理工)
10:30 休憩
10:45 水を磁気処理すると何が変るのか? 尾関寿美男(信州大理)
11:30 総合討論
12:00 閉会
参加費(宿泊食事代として):1,500円
定員:25名
宿泊施設にまだ余裕がありますので,参加を希望される方は,8月5日までに,氏名,所属,性別を明記のうえ,世話人(茂木 mogi@imr.tohoku.ac.jp)までご連絡ください.
世話人:
中林誠一郎(埼玉大理工) sei@chem.saitama-u.ac.jp
茂木 巖(東北大金研) mogi@imr.tohoku.ac.jp
廣田憲之(物材機構)
|